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中国の誘拐をテーマとした映画「找到你」あらすじ、感想紹介

子供の誘拐をテーマとした中国映画「找到你」についての紹介です。

あらすじやキャスト、視聴した感想について書いてあります。

中国映画「找到你」の情報

原題名:找到你
英語名:Lost,Found
中国上映:2018年10月5日
上映時間:102分
日本公開:未定

中国映画「找到你」あらすじ

地下道のゴミ箱を必死にひっくり返しながら我が子を探すリージエ。

弁護士である彼女はこの1日前、担当していた離婚による子供の養育権争いの弁護をしつつ自らも離婚した前夫との子供の養育権を争っている最中だった。

前夫とは勝算があったリージエはこの日いつものようにベビーシッター・スンファンに子供を預けて仕事に出、取引先との付き合いを終えた後帰宅したところ、子供とスンファンの姿が見当たらないことに気づく。

リージエは養育権争いのため前夫の母親が連れ出したかもと思い警察には通報しなかった。

しかし前夫に連絡したがそれは思い違いだった。

不意に電話がなり誘拐された子供と引き換えに身代金を要求されたのだ。

リージエはあるだけの貯蓄を送金し身柄の受け渡し場所である地下道へ行ったが子供の姿はなく、リージエは警察とは別に自分で犯人を探し出すため、自宅マンションの警備室へ。

監視カメラの録画を確認するとお手伝いさんが子供を連れて外へ出るところを確認した。

スンファンがどこへ行ったか突き止めるため、仲介者や故郷を回ったリージエは聞かされていたスンファンの身分は全て嘘だったことに気がつく。

スンファン自身にもリージエの子供と同じ頃の子供がおり、その子は肝臓を移植しなければ助からないほどの難病を抱えていることがわかったのだ。

さらに監視カメラを調べていると以前のベビーシッターを解雇した原因である子供が怪我をした要因を作り出したのもスンファンであることがわかり、リージエはスンファンがベビーシッターに身を粉してわざと自分たちに近ずいてきたという恐ろしい事実に気がつく。
一体なぜ自分の子が標的にされたのかを考えるリージエだったが、自分の子供の居場所がわからず警察とともに自宅に戻っても落ち着くはずはなかった。

そんな時、リージエは自宅冷蔵庫の扉から衣服の端らしきものが出ているのを発見する。

恐る恐る扉をあけて見るとなんと中には氷漬けになった子供の遺体が入れられていたのだった。

中国映画「找到你」感想

誘拐された子供を探し出す感動の再会スートーリーかと思って見始めたのですが、ホラー色強くて映画選び間違えたかとも思われたこの作品。

冷蔵庫に子の遺体が入ってたりと今まで見たことのある子供誘拐映画の雰囲気の期待を見事に空振りされてくれたわけですが、やはり最後は泣けるところもあり満足でした。

よく描写されていたと感じたのは二人の母親の愛情について。

一人は主人公で誘拐された我が子を無我夢中に探しまくったり、ストーリー序盤ではビジネスライクな弁護士だったのが子供を自分の側から奪われることを経験し、最後は法に携わるものの掟を破り依頼人の心情も考えるようになっています。

そしてもう一つは子供を誘拐したベビーシッターの方。

助けられなかった我が子の運命の悪さに悪意を持っているものの、主人公の子供と慣れ親しむうちに手を下しきれなかったのは母親の心が残っていたからです。

子供誘拐したベビーシッターはかわいそうとしか言いようがない身の上で子供は難病、旦那はそれを見て見ぬ振りする見ていて胸糞悪くなるほどダメ男。

同情すると悲しくなりすぎるのが怖いほど運命の悪い人なのに、最後は誘拐した子供を無傷で返しますから母親としての心は忘れたくても忘れられないものというのが感じ取れます。

あとは今の時代を生きる母親の難しさもよくわかりました。

仕事や地位がないのもダメ、お金がないのもダメ、そして運命が悪くてもダメ。

この映画はこんな子供を守るのがそんなに難しいこの世に疑問を投げかけているようでもあります。

この映画は日本で公開されるかまだわかりませんが、個人的にはもしかしたらアリなんじゃないかと思っています。

日本語訳されて是非広まって欲しいですね。

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